アドラーステーションが提供する心の相談場所：あなたの挑戦を支える力

2024-06-17

自分を否定しない安心の居場所

在宅介護の現場では、多くの働き手が孤立し、不安を抱えています。一人で訪問する看護師やヘルパーたちは、しばしば自分の判断に自信を持てず、心の支えが必要です。私たちアドラーステーションは、そんな働き手たちのために、安心して相談できる居場所を提供しています。普段は月１オンラインミーティングですが、この日はリアルミーティング！
全員参加しました。

アドラー心理学に基づくコミュニケーション

アドラーステーションの特徴は、アドラー心理学に基づいたコミュニケーション方法を採用していることです。アドラー心理学の基本理念は、人と人との関係において「横の関係」を築くこと。これは、上下関係ではなく、対等な立場で互いに意見を尊重し合う関係です。私たちは、この考え方を取り入れたコミュニケーションスキルアップ講座を提供しています。時に迷う時、この基準があるだけで私たちの悩みの解決の方向性がわかってきます。
混沌とした、悩みの中でぐるぐるしてしまう時に、私たちはその悩みの持つ「目的」を考えたり、そもそもどうして「悩み」と捉えてしまうのか？を考えることで本来に自分たちがしたかった方向性を見つけ出し、再度進むためには今何を選んでいけばいいのかを考える思考の手順を持っています。
この思考の手順がアドラー心理学の面白いところ。自分一人では出来なかった新しい思考回路の作り方をワーク参加型の講座で伝えています。感情が持つ意味、行動に表す工夫、思考の仕方。コミュニケーションは理論から鍛えることができる素晴らしいスキルとなり私たちを助けてくれます。

多職種連携を強化するコミュニケーションスキルアップ講座

多職種連携を強化するために、多職種のためのコミュニケーションスキルアップ講座では、アドラー心理学を応用した具体的なスキルを学びます。この講座を受けることで、働き手たちは自分を否定されることなく、安心して相談できる心の居場所を手に入れることができます。講座を修了した方々には、いつでもアドラーステーションのメンバーが相談に乗るという特典もあります。

https://aozoran.amebaownd.com/posts/8501045/

介護現場の相談場所が持つ力

安心して相談できる場所があることは、新しいことや難しいことに挑戦するための大きな力になります。私たちアドラーステーションが提供する居場所は、利用者だけでなく、働き手全員が安心して自分の意見を言える環境を作り出します。これにより、介護現場での多職種連携が強化され、チーム全体が協力し、より良い在宅介護を実現することが可能になります。また、この相談場所のいいところは仕事だけではなく、プライベートの相談にも乗るところです。
子育ての悩み、受験の悩み、夫婦の悩み。
私たちはプライベートという土台がしっかりしていないと他者のために働く支援職として足元がおぼつかなくなってしまいます。例えば、子供の言動にイライラしたり、その自由を押さえつけるような子育てをしている看護師やヘルパーが在宅で過ごす人の自主性を優先としながらその専門的な知識で困りごとに協力できるでしょうか？自分のやり方を押し付けたり、またはその利用者さんのやり方に呆れながら支援したりしないでしょうか？それは果たして、横の関係でその人の生き方を尊敬した態度で支援できるのでしょうか？
プライベートで夫婦で言いたいことも言えず、我慢ばかりしている支援者が、利用者さんに「言いたいことを言っていいんですよ」と言っても普段できない人が100%の親身になって言えるセリフでしょうか？
そして、一番支援者にあるあるなのが「頑張らなくてもいいですよ。」「弱音を吐いてもいいですよ。」その言葉を言うことで患者さんや利用者さんに寄り添っている人ってすごくいますよね。
でも、普段弱音を吐いていますか？
頑張らずにバランス取れていますか？
頑張っている人に「頑張らなくてもいいですよ」なんて言われても、響きませんし弱音も吐かずに抱え込んでいる人に悩みを打ち明けようとも思えません。人対人の支援職である私たちは使う言葉にその人の生き方や考え方が反映されていることを意識しなければいけないし、コミュニケーションの取り方を学んでいくほうがいい仕事ができ、いいプライベートを作ることができます。